エアコンの被害を防ぐ 住宅設備の自然災害を防ぐ
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エアコンの被害を防ぐ 住宅設備の自然災害を防ぐ
現在の住まいには欠かせないエアコンは、自然災害によって壊れる可能性があります。
エアコンが壊れると室内の温度が調整できなくなり、夏や冬など季節によっては影響が大きくなります。
そこで自然災害に強い住まいづくりでは、エアコンを自然災害に強くなるように設置することも欠かせないのです。
自然災害によるエアコンの被害は、エアコンの室外機と室内本体で被害の内容が異なります。
地震による揺れや地盤の変形による落下や転倒、台風や竜巻による強風による落下や転倒や破損が考えられます。
また洪水などにより、水没して壊れることも考えられます。
地震の揺れによるエアコンの被害としては、室外機の転倒や破損と室内本体の落下が考えられます。
室外機は大きく揺すられることで、転倒して破損することがあります。
また室外機が転倒したり地盤が弱く沈下してしまうと、室外機と室内本体を繋ぐパイプ(冷媒管)が破損する可能性もあります。
室内本体では、地震の揺れにより取付部分が壊れて落下することもあります。
そこでエアコンの地震による被害を防ぐ為には、落下したり転倒したりしないように、室内本体・室外機共にしっかり固定することが大切です。
室内本体は取り付け下地を丈夫に作ることが基本で、室外機は基礎をしっかり作って倒れないように固定しましょう。
台風や竜巻などの強風によるエアコンの被害は、室外機が強風で転倒することと飛んできた物が当たることによる破損の被害が主になります。
室外機の向きや場所によっては強風を受けやすく、転倒しやすくなります。
また風が強いところでは、物が飛んでくる危険も増します。
そこで台風や竜巻などによるエアコンの被害を防ぐ為には、室外機の基礎をしっかり作って倒れないように固定することが大切です。
強風で壊れなくても、飛んできた物が当たると室外機が破損することがあります。
そこで風当たりが弱いところを選んでエアコンの室外機を設置することで、物が飛んでくる危険を減らすことにつながります。
洪水などによるエアコンの被害は、水没することで室外機が壊れる点です。
エアコンの室内本体は内壁の高い位置や天井に設置することがほとんどなので、水没する危険は少なくなります。
しかし室外機は地面に近い場所に設置することが多く、浸水にも弱くなります。
そこで洪水などによるエアコンの被害を防ぐためには、室外機を高いところに設置することが基本となります。
室外機を設置する基礎を高くしたり、外壁面の高い位置や2階に設置することで、水没を防ぎましょう。
住まいのある地域で予想される浸水深さよりも高い位置にエアコンの室外機を設置することで、エアコンの被害を防ぐことができるのです。
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