配線に気を配る 住宅設備の自然災害を防ぐ
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配線に気を配る 住宅設備の自然災害を防ぐ
住まいに電気を供給する配線は、自然災害によって切れてしまうこともあります。
配線が切れると住まいで電気が使えなくなったり、ショートによる火災の原因になる可能性もあります。
そこで自然災害に強い住まいづくりでは、配線部分を自然災害に強く作ることも欠かせないのです。
自然災害による配線部分の被害は、地震による揺れや地盤の変形による配線の切断や、台風や竜巻の強風による破損が考えられます。
また洪水などにより配線部分が浸水して、ショートや漏電することも考えられます。
地震の揺れによる配線の被害としては、室内と屋外の両方に可能性があります。
室内では、配線の接続部分が揺すられることで、切れたりショートしたりします。
特に配線が長い距離固定されていない状態だと揺れが大きくなり、配線が切れたりショートしたりしやすくなります。
屋外では、電柱と住宅をつなぐ配線が破損する可能があります。
住宅の壁に配線を固定する部分があり、この部分が壊れると配線が切れたりショートすることにつながるのです。
そこで配線部分の地震による被害を防ぐ為には、揺れても配線が揺さぶられないように固定することが大切です。
また配線の接続部分についても、揺れた際に外れないようにしっかり固定することが大切です。
住宅と電線をつないでいる電柱に不安がある場合は、電力会社に電柱の交換や補強を依頼しましょう。
台風や竜巻などの強風による配線の被害は、屋外に露出した配線部分の被害が主になります。
地震の揺れと同様に、電柱と住宅をつなぐ配線が破損する可能があります。
住宅の壁に配線を固定する部分が強風で壊れると、配線が切れたりショートしたりします。
また屋外の配線部分が濡れてしまうと、漏電する場合があります。
そこで台風や竜巻などによる配線の被害を防ぐ為には、電柱と住宅をつなぐ配線を固定する部分の強度を高めることが大切です。
配線が切れる場合は接続部分が主なので、配線を固定する部分をしっかり作り、線を外れないようにしっかり繋ぐことがポイントなのです。
また屋外のコンセントについては、漏電を防ぐ為に濡れない専用コンセントを使用することが基本です。
洪水などによる配線の被害は、浸水したことによる漏電の被害が主になります。
コンセントや電気を使う機器が水没すると、漏電してしまいます。
特に1階の床より下の部分になる配線については、床下浸水でも漏電の可能性があります。
床上浸水になると、漏電の被害を防ぐことは難しくなります。
一度漏電してしまうと、配線の周囲が破損したり乾いてもショートすることがあるので、漏電させないことが大切なのです。
そこで洪水などによる配線の被害を防ぐためには、配線部分を濡らさないことが基本です。
浸水や水に濡れることが想定される部分には、配線を行わないことが大切なのです。
特に地下室の浸水が予想される地域では、地下室の電気の配線を出来るだけ減らし、分電盤でも別系統とすることで、浸水した際にブレーカーを落として被害を最小限に抑える工夫も行いましょう。
また、浸水した配線部分のチェックがしやすいように作ることも考慮します。
ガーデンライトなどで地中に配線する場合には、水漏れを防ぐしっかりした機器や配線工事を行うことが必要です。