セメント瓦と耐久性 住宅の耐久性と災害被害
自然災害に強い安心住宅作りでは
地震や台風など自然災害に強い
防災住宅を作るポイントを紹介。
あなたの家族が安心して暮らせる
住まいづくりを提案しています。
セメント瓦と耐久性 住宅の耐久性と災害被害
セメント瓦の耐久性と自然災害による被害について紹介しましょう。
セメント瓦はセメントや砂を固めた基材を瓦の形に形成、表面に塗装を行うことで仕上げた屋根瓦です。
塗装で仕上げているので塗装が剥がれやすく、塗装が剥がれると下地のセメント色が見えてしまいます。
瓦のベースとなるセメント部分は、表面の塗装が剥がれて水に濡れるようになると徐々に劣化します。
セメント部分が劣化すると脆くなり、割れやすくなります。
釘やビスの取付部分が特に割れやすくなり、瓦が割れると強風や地震の揺れて飛んだり落ちたりしてしまいます。
そうなると、自然災害に強い住まいとはいえなくなってしまうのです。
セメント瓦を長持ちさせるためには、表面の塗装を健全な状態に保つことが大切です。
一般的な塗装の製品で10年ほど、耐久性の高い塗装の製品でも20年ほどで塗装部分が傷んでしまいます。
そこで、屋根瓦に定期的な再塗装のリフォームを行うことが必要となるのです。
セメント瓦を再塗装した場合は、10年程度で再び再塗装が必要となります。
セメント瓦の耐久性を高めるには、取り付ける釘やビス、そして桟木や野地板部分の耐久性も重要です。
定期的に再塗装のメンテナンスを行っても、釘やビスが錆びたり下地が劣化すると瓦を支えることが出来なくなります。
そこで陶器瓦と同様に、ビスや下地を長持ちさせる工夫も必要となります。
ステンレスのビスやスクリュー釘を使用して、屋根裏通気や透湿ルーフィングを使うことで、屋根全体の耐久性を高めましょう。
セメント瓦を新築時と同様に自然災害に強い状態を保つ為には、定期的なメンテナンスと取付材や下地の耐久性を高めることが欠かせません。
特に瓦表面の塗装を健全な状態に保っていないとセメント瓦本体が劣化して脆くなり、自然災害にも弱くなってしまいます。
そこで自然災害に強い住まいでセメント瓦を使用する場合には、新築の時に耐久性を高める工夫だけでなく、定期的なメンテナンスを行うことが大切なのです。