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鉄骨造(S造)住宅と耐久性  住宅の耐久性と災害被害


鉄骨造(S造)住宅の耐久性は、鉄骨部分に発生する錆の早さにより違いが生じます。
基礎の鉄筋コンクリートを除く柱や梁などは鉄(鋼材)で作られるので、錆による鋼材の強度低下が建物の耐久性に大きな影響を与えるのです。
鉄に生じる錆は時間が経つにつれてゆっくり進むので、通常の鉄骨造建物の寿命は40年くらいといわれています。

住まいで使われる鉄材(鋼材)が錆びると強度が低下するので、自然災害による揺れや強風に対しても弱くなってしまいます。
地震による揺れや台風による強風に耐える強度を長期間保つ為には、鉄材(鋼材)に発生する錆を抑えこむことが大切なのです。

鉄骨造には、軽量鉄骨造と重量鉄骨造があります。
軽量鉄骨造に使用される鉄(鋼材)は薄いので、錆が生じると早い時期に強度が低下してしまいます。
そこで鋼材に亜鉛メッキを行うなど、錆びにくくする処理を行った鋼材を使うことが一般的です。

重量鉄骨造に使用される鉄(鋼材)は厚みがあり、表面が1mmくらいの深さで錆びても強度の低下は少なくなります。
そこで通常の鋼材は、錆止め塗装(10年ほどの耐久性があります)を行うだけで済ませます。

鉄骨造の接合部分は、溶接(接触する部分を溶かして一体化する)やボルトを使って固定します。
接続部分は柱本体や梁本体より強度が高くなるような作りとすることで、接合部分が弱点とはならないことが基本です。

新築の状態では接合部分は丈夫なのですが、長期的に考えると接続部分が弱点となることもあります。
溶接部分やボルトで繋いだ部分は加熱や強い力がかかることで、他の部分より錆びやすくなっているのです。
その為に住まいを建ててから長い期間が経過すると、接合部分の錆が早く進むこともあります。

鉄骨造(S造)住宅を長持ちさせるには、鉄(鋼材)に発生する錆を減らすことが基本となります。
鉄が錆びることを抑えられれば、その分だけ住まいの寿命が延びる(耐久性が高くなる)のです。

湿度が高くなると、鉄は錆びやすくなります。
乾燥した地域に立つ鉄の柱(オブジェ)は、長い年月が経過してもほとんど錆が進んでいないという実例もあります。
鉄骨造の住宅では鉄(鋼材)を木材と同様に乾燥した状態に保つことが、寿命を延ばすことにつながるのです。

また雨漏りや結露が発生すると湿気も増えるので、鉄骨部分が錆びやすくなります。
特に結露については、鉄骨造の住宅では完全に防ぐことが難しいものです。
対策として鉄骨を被覆したり耐久性の高い錆止め塗料を使用することで、鉄骨が錆びることを抑えましょう。

鉄骨で錆びやすい部分は、地面に近い柱の足元と鋼材の平らな部分やへこんだ部分です。
地面の湿気や水溜りなどで柱の足元は錆びやすく、鋼材のへこんだ部分にも水が溜まりやすいので錆びやすくなります。
そこで柱の足元をコンクリートで覆って保護したり、へこみとなる部分を出来るだけ減らしましょう。

鉄骨造の住宅を長持ちさせる為には、鋼材に生じる錆を出来るだけ減らすことが大切です。
鉄は錆びない限り最初の強さを保ってくれるので、住まいの耐久性を高める為には鉄骨を錆びにくくする工夫が欠かせないのです。


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